ムゲン・スペース・メモランダム

一度ファンになると、一生付き合っていくのが私のファン流儀。言い換えれば、そういう人しかファンにならない。私の世界はムゲン・スペース。夢中になれるって、しあわせ。

「スクリーン」の古本 2

 89年の「スクリーン」は成龍(ジャッキー・チャン)の『奇蹟(ミラクル)』のカラー・グラビアが続いている。わざわざ香港へ行って取材までしている。それなのに、梅艶芳(アニタ・ムイ)の「ア」の字さえも無い。当時は男優優位でジャッキー、洪金寶(サモ・ハン・キンポー)、元彪(ユン・ピョウ)、周潤發(チョウ・ユンファ)の記事ばかり。女優は葉蘊儀(グロリア・イップ)。「スクリーン」は一応アイドル誌だったから仕方が無い。やっと、『奇蹟』の特別号の広告ページに小さくジャッキーとアニタの写真が使われている。
 10月号にイラストレーターが『男たちの晩歌3 アゲイン』のことを書いていて、アニタ・ムイはかっこいい、とあった。ちょっとうれしかった。翌月には双葉十三郎氏の寸評が載っているのに、作品紹介が無い。私がミスったのか?いきなり公開されたのか?
 
 こんな風に、一冊一冊チェックしていたら一箱を処分するのに半日かかってしまった。見ないで捨てた分は仕方が無い。返って良かったのかもしれない。多分、アニタはどこにも出ていなかったと思う。

 20年以上でたまった映画のプレスキットは箱にいくつもあって、ちょっとだけチェックすることにしている。中にはサインを貰ったスティルが入っているかもしれないから。古い「スクリーン」を見ていて、そうだ、インタビューをしたスターとの写真を載せるのがあの頃の「スクリーン」のやり方で、アメリカではそんなことができない(ハリウッド・フォーリン・プレスは別。彼らのインタビューはスターとのツーショットが必須になっている)と編集長に話すと、じゃぁ、サインでも貰ってください、と言われたのだった。「スクリーン」の読者へという「為書き」のサインは難しく、大体は単にサインだけを急いで貰った。折角貰っても編集部へ送ってしまうと、それは戻ってこなかった。あれらのサインはどうなったのだろうか?
 
 94年の半ばから「スクリーン」には書かなくなって、時々、「ロードショー」には書いたけれども、今は、もうどこにも書いていない。新聞や雑誌に結構書いていたのになぁ。私はもうお呼びじゃないと言うことだね。

 ともかく、これで、日本でのアニタは香港映画ファンのみに知られる存在だったのだ、と痛感した。

 
  1. 2007/09/07(金) 16:33:16|
  2. 梅艶芳
  3. | コメント:2
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コメント

なんか考えたら、80年代のスクリーンなんて、今の大学生ぐらいの映画ファンからしたら、とっても貴重なように思うのですけど… 捨てちゃったんですね〜。
でも確かに保存しだしたら、キリないですもんね。
  1. URL |
  2. 2007/09/07(金) 22:08:54 |
  3. いく #CpoERMok
  4. [ 編集]

>でも確かに保存しだしたら、キリないですもんね。

そうなんですよねぇ。もう、泣く泣く捨てます。映画ファンにとったら垂涎モノもあるのですが、キリが無いので、日本の雑誌も、アメリカの雑誌もスティルがそろったプレスキットも、全部捨てます。
あっ、でも、香港映画関係の雑誌は捨てない予定です。「明報周刊」は一冊丸ごと保存はかさばるので切り取るつもりですが、「銀色世界」とか「電影双周刊」はまだ捨てる気にならないのです。
  1. URL |
  2. 2007/09/08(土) 08:00:31 |
  3. fanfunfuan #-
  4. [ 編集]

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Author:fanfunfuan
 かつては、「スクリーン」や「ロードショー」などにハリウッド映画の記事を書いていたライター。あるときは[AT],あるときは[ブリジット・ファン]、あるときは[アニタ・ムイ・ファン]と、・・・つい、その場の思いつきでHNが増えてしまったが、これからはfanfunfuan。仁侠映画、林青霞、ジュリー・アンドリュース、山口百恵さんたちは私の「ファン殿堂入り」した人たち。現在は、亡き梅艶芳(アニタ・ムイ)さんに夢中。因みに、写真はアニタです。
管理人へのメールは私のHPこちらから。

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