先日、ちょっと時間が余ったので旭屋書店をのぞいて見た。すると、私が「スクリーン」や「ロードショー」などに映画の記事を書いていた頃に知りあいだった人の本があった。ハリウッド・スターを中心にしたインタビュー集だ。あの頃の私は、たまぁ〜に、通訳なんかもしていたし、コーディネートもしていたなぁ。懐かしい気持ちもあって、パラパラとページをめくって読んで見ると、これはちょっと違うのではないか…というところがあった。あの時、こんなやり取りじゃなかった、ということが、まるで自分に都合よく書かれていた。解釈の相違とか思い込みからの誤解とか、そういう域を超えた、まぁ、早い話が「捏造」。ロサンゼルスでのインタビューだからばれないと思って書いたのだろうが、この私がいたのを忘れているゾ。因みに、こちらでのインタビューは、ほとんどの場合、スターとインタビュアー(と必要な場合は通訳)しかその場にいない。(日本では、私の数少ない経験から、映画の配給会社の人だとかスターのマネージャーとかが同席するのが普通のようだ。)だから、どんなことを話したのかは本人同士にしかわからない。それをいいことに、あんなことを書いちゃって…。うそは書かない方がいいんじゃない?
スターによっては、ウォッチ・ドッグを雇って自分の肖像権を守っている人がいる。外国だから分からないだろうと権利のない写真を掲載したりすると、突然、訴えられたりする。英語圏だと、書かれた記事をチェックして、でたらめなこと書いている記者やそういう記事を載せているメディアを取材から除外することは良くある。あるいは、インタビューの前に「この取材は○○○のためのもので、それ以外には記事を書きません」という署名をさせられるときもある。それによって、タブロイド誌などに記事を売られることを防ぐのだ。もし、日本語の記事をチェックするウォッチ・ドッグがいたら、日本のメディアは大変なことになるだろうなぁ。日ごろ中国系のメディアの「いい加減さ」にうんざりしているが、考えて見ると「同じ穴のムジナ」かも・・・ね。
- 2008/05/09(金) 04:57:53|
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