ムゲン・スペース・メモランダム

一度ファンになると、一生付き合っていくのが私のファン流儀。言い換えれば、そういう人しかファンにならない。私の世界はムゲン・スペース。夢中になれるって、しあわせ。

沢田研二

 取っ掛かりはアニタ(梅艶芳)だった。彼女の追悼番組の中に、2秒くらい見たことがない映像クリップがあり、丁度それを見ていた時に同席していた日本人のファンに「日本語で歌っているけど、誰の歌?」と聞くと、「これはジュリーのス・ト・リ・ッ・パ・ーですね」と言われた。私は80年の春からLAに住んでいるので、沢田研二の「ストリッパー」は知らない。その後、このクリップはTVBの「歓楽今宵」の中のもので、アニタが沢田研二の真似で「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」を日本語で歌ったのに、テロップが「西条秀樹のまね」と間違えてしまったのだ、とわかった。あぁ、だからたった2秒くらいしか使わなかったんだ、と一人納得。
 それからずいぶんたって、そういえば、「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」ってどんな歌なのだろう、と、こういうときはとても便利なYOUTUBEで調べて見た。それがきっかけで、どんどん、彼の映像を見てしまった。「ザ・ベストテン」を始めなつかしの映像や初めて見る映像をずっと見てしまった。そして、あのユニークさは、歌も衣装もメイクも、沢田研二ありき、なのだと思った。たしか、アニタは日本の週刊誌で「香港の女・沢田研二」という紹介をされたことがあるはずだ、と記憶をたぐる。レスリー(張國榮)がコンサートで何をしようが、日本の観客にはスンナリと受け入れられる免疫がすでにあった、のだと思う。今になって、沢田研二はすごい奴、と改めて思った。
 そのむかし、百恵ちゃんが出演する生放送を見学したことがあり、そこには沢田研二もいた。控え室の入り口に立って数人のファンと話しているのをみたが、彼はファンに諭すようなことを言っていた気がする。そのとき、「ジュリーはファンに対して本気で怒る、怖い人だよ」と聞いた。礼儀や場所をわきまえないファンには厳しい、のだそうだ。

 私は、いまどきの歌手の歌は何を歌っているのか歌詞が聞こえない、それにもまして、あの喉だけで歌っているような歌い方が気に障って聴く気がしない。いまどきじゃなくて、昔から嫌いだった。はっきり例を挙げると、天下の「サザン・オールスターズ」のクワタさんの歌い方が大嫌いなのだ。でも、最近はみんながあのような歌い方をしている。しかも、不必要に部分的にファルセットにしたりして。これはもう、上手い下手の問題ではなくて、好きか嫌いかで、私は大嫌いだ。そこで、沢田研二。(あ、私にとって「ジュリー」は彼のニックネームの由来の人物、ジュリー・アンドリュースしかいない。しかも、ジュリーさん、と呼んでいた。それで、気安く「ジュリー」と呼び捨てにできない事情がある)沢田研二は歌がうまい。何を歌っているのかもわかる。今年還暦で、現役の歌手。おぉ、そうなのか。すごいじゃないか。
 
 私は沢田研二ファンではないが、彼のコンサートなら行ってみたい。それは、きっと、彼のファンでよかった、と思うようなものだろう。ずっと、ずっと歌い続けてくれるのだから、彼のファンは幸せだ。

追記:沢田さんのファンの方によると、彼は80年代前半に、エリザベス体育館で3回コンサートをしているそうだ。それと、先ほど友人に沢田さんのことを話したら、「中世的な衣装やメイクはデビッド・ボーイが先よ」と言われてしまった。ハイ、すみません、お姉さま。私は音楽界のことは良く知りません、です。
  1. 2008/07/05(土) 17:24:50|
  2. 日常
  3. | コメント:2
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コメント

私は沢田研二の大阪フェスティバルホールのコンサートに行ってしまうわけですが…

fanfunfuanさんも行っちゃえば?
10月19日四街道市文化センターでもあるようです。今年の東京国際映画祭が10月18日(土)〜10月26日(日)でしょ。ちょうど東京にいるんじゃないですか?千葉だから東京から総武線でわりと近いじゃないですか。

>ずっと、ずっと歌い続けてくれるのだから、彼のファンは幸せだ。
それはものすごく同意。 沢田研二さんは、テレビにこそ出ないものの、毎年のようにライブやってるみたいなんですよね。それって、本当にファンにとってこの上ない幸せですよね。

アニタ・ムイのコンサートは、過去を振り返ることしかできない。新しいコンサートは、もうどんなに望んでも、開催されることはないのだから。
  1. URL |
  2. 2008/07/05(土) 20:48:40 |
  3. いく #CpoERMok
  4. [ 編集]

いくさん、

行ってみたいのは山々ですが、今年はもっとしなければならないことがあるし、もう、映画祭には行けないと思います。彼なら、あせらなくても札幌に来た時に行けるでしょう。しかし、立ちっぱなしのロック・コンサートだそうなので、それなら行けません。というか、座っていても見れるディナー・ショウのようなものしか行けない気がします。
彼のコンサートはペンライトやウチワを振るのも、笛などの音が出るもので応援するのもダメだそうで、それは私好みで、大賛成なのです。彼が話している時は彼の名前を連呼されたりすると怒るそうです。ますます、私好みなのですが。
  1. URL |
  2. 2008/07/06(日) 20:42:07 |
  3. fanfunfuan #-
  4. [ 編集]

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Author:fanfunfuan
 かつては、「スクリーン」や「ロードショー」などにハリウッド映画の記事を書いていたライター。あるときは[AT],あるときは[ブリジット・ファン]、あるときは[アニタ・ムイ・ファン]と、・・・つい、その場の思いつきでHNが増えてしまったが、これからはfanfunfuan。仁侠映画、林青霞、ジュリー・アンドリュース、山口百恵さんたちは私の「ファン殿堂入り」した人たち。現在は、亡き梅艶芳(アニタ・ムイ)さんに夢中。因みに、写真はアニタです。
管理人へのメールは私のHPこちらから。

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