ムゲン・スペース・メモランダム

一度ファンになると、一生付き合っていくのが私のファン流儀。言い換えれば、そういう人しかファンにならない。私の世界はムゲン・スペース。夢中になれるって、しあわせ。

Faithfully 梅艶芳故事9

 今週末の映画ボックス・オフィス第一位の「Talladega Nights」はテレビの「サタデー・ナイト・ライブ」で人気がでたウィル・ファレル主演のオバカ映画。この中で、Journeyが歌う「Faithfully」が流れた。アニタのバージョンと同じアレンジ。あーぁ、こんな映画の中で使われなくてもいいのに・・・と思った。私にはアニタがジャーニーズの曲をカバーしたのに、彼女のバージョンに慣れているから、アニタの歌だと思ってしまうのだ。アニタのファンになってしまったのだから仕方がない。
 
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梅艶芳故事 (アニタ・ムイ・ストーリー)続き

 夢見る少女だったアニタだが、有名になりたい、とは不思議に思わなかった。ただし、母に「あんな失敗をするなんて、何年歌っているのよ!」と小言を言われたときは、いつか有名になってやる、と思ったそうだ。理不尽なソング・パーラーのオーナーに「私が有名にならないように祈ることね。そのときは終わりよ」というタンかをきったことがあるとも言っている。それ以外は、特に有名になりたいと思わず、日々ベストを尽くしていればよい結果が得られる、と考えていたそうだ。アニタが夢見たことは、家族が一緒に食事をするというような「団欒」だった。あたたかな家庭、それはアニタの見果てぬ夢だった。
 アニタは金銭に固執する人ではなかった。子どもの頃から気前が良かった。インタビューで「もし100ドル貰ったら、90ドルは誰かに貸してしまって、10ドルを持っているだけでよかった」という。アニタが「貸す」というのは「あげる」も同然だ。そのため、母は「この子は馬鹿か」とばかり彼女の小遣いを減らしてしまったとか。たまに、ひいきのお客さんからチップを多くもらうと、仲間に奢って使ってしまったという。奢られた人たちは彼女より年上だった。
 スターになってからだが、アニタには3000人の宴会代を払った、彼女にたかって高価なものを食べたり飲んだりする「朋友」が多い、などと噂さになった。彼女はもちろん否定しているが、それに近いことはあっただろう。曾志偉(エリック・ツァン)は「アニタと一緒だと一銭も使わなくてすむ」と言っている。香港には収入が多い人がそのときの食事代を払う、という慣例があるそうだが、そういうことがあろうとなかろうと、アニタはいつでも食事代を払うと主張するそうだ。どうせ、自分も食べるのだから、友人がそれに加わるくらい、どうと言うことはないし、お金よりも友情の方が重要と考えるからだという。その「友情」もかなりの確率で、騙されたり、利用されたのだが、一人ぼっちでいるよりはマシだったのだ。
 彼女は現金が目の前にあればそれが減ることに注意を払うが、クレジット・カードだと全くそういう気にならない、と話している。アニタにとってお金は貯めるものではなくて、使うためにあった。ということから、彼女は食うや食わずの貧困の中で育ったわけではない、と推察する。彼女の子ども時代の不幸は物質的なものではなくて、主に精神的なものだった。
  1. 2006/08/07(月) 12:39:41|
  2. 梅艶芳
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 かつては、「スクリーン」や「ロードショー」などにハリウッド映画の記事を書いていたライター。あるときは[AT],あるときは[ブリジット・ファン]、あるときは[アニタ・ムイ・ファン]と、・・・つい、その場の思いつきでHNが増えてしまったが、これからはfanfunfuan。仁侠映画、林青霞、ジュリー・アンドリュース、山口百恵さんたちは私の「ファン殿堂入り」した人たち。現在は、亡き梅艶芳(アニタ・ムイ)さんに夢中。因みに、写真はアニタです。
管理人へのメールは私のHPこちらから。

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