ムゲン・スペース・メモランダム

一度ファンになると、一生付き合っていくのが私のファン流儀。言い換えれば、そういう人しかファンにならない。私の世界はムゲン・スペース。夢中になれるって、しあわせ。

梅艶芳故事 11

アニタ・ムイ・ストーリー つづき 

 アニタの初恋は13歳の頃で、姉のアンと共に補習の先生(あるいは家庭教師)に憧れた。補習の先生というのは、学校を中学の途中で退学したから個人的に家庭教師をつけていたのか、詳しいことは分からない。それから、17歳の頃というから「新秀コンテスト」に参加する前だと思うが、アニタは警官と婚約していた。しかし、その婚約者と些細なことで喧嘩をしている間に、アニタの友だちが彼を略奪してしまったそうだ。喧嘩の原因は、当時から大ファンだった西条秀樹の香港コンサートのことだったらしい。アニタは西条秀樹のファン・クラブの副会長だったから、ヒデキに夢中になっているアニタを見て、婚約者は嫉妬していたのだと思う。アニタもまさか友だちに彼を取られてしまうとは想像もしていなかった。婚約をしていたと言っても、男の方はそれほど真剣ではなかったのかもしれない。婚約していたのに他の女に言い寄られて結婚してしまう男なんて、アニタには勿体無い。アニタには悪いが、この婚約が破れてよかった。もし結婚していたら、彼女が不幸になった気がする。何よりも、私たちはアニタ・ムイに出会えないで終わったかもしれない。
 ヒデキのコンサートへは一人で行った。香港人のファンはおとなしく見ているだけだったのに対して、日本から駆けつけたファンが彼の歌に合せて掛け声をかけたり踊ったりしていたので、アニタは彼らの所へ行ってコンサートを楽しんだ。そして、彼らと連絡を取り合って、ヒデキの追っかけもしたようだ。アニタが自分のファンに対して優しいのは、彼女自身がヒデキやデビッド・ベッカムのファンだったからだ。彼女にはファンの気持ちが良く分かった。アニタはヒデキのコンサートへ行って、歌手が観客に与えることができる「幸せ」を知った。以来、彼女は全力を尽くして観客に「楽しいひととき」を与える、あるいは観客と分かち合う、というのがモットーになった。
  1. 2006/08/15(火) 08:08:57|
  2. 梅艶芳
  3. | コメント:0
<<梅艶芳故事 12 | ホーム | アメフトの季節>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

fanfunfuan

Author:fanfunfuan
 かつては、「スクリーン」や「ロードショー」などにハリウッド映画の記事を書いていたライター。あるときは[AT],あるときは[ブリジット・ファン]、あるときは[アニタ・ムイ・ファン]と、・・・つい、その場の思いつきでHNが増えてしまったが、これからはfanfunfuan。仁侠映画、林青霞、ジュリー・アンドリュース、山口百恵さんたちは私の「ファン殿堂入り」した人たち。現在は、亡き梅艶芳(アニタ・ムイ)さんに夢中。因みに、写真はアニタです。
管理人へのメールは私のHPこちらから。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

友達申請フォーム

この人と友達になる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ