便宜上、「子ども時代」の梅艶芳(アニタ・ムイ)ストーリーからの通し番号にしました。
(第12回東京音楽祭その2 からの続き)
日本で出したシングル・レコードにまつわる謎
当時のことに触れたいくつかの記事によれば、アニタは10日間くらい日本に滞在して、音楽祭のエントリー曲をシングル発売するためのレコード吹き込みやジャケットの撮影をした。カメラマンは塚田和穂だったそうだ。香港のメディアで見るようなアニタとは全く違う、アイドル路線のポートレートに仕上がっている。「唇をうばう前に」と「心債」の日本語版「いのち果てるまで」(詞はなかにし礼)がカップリングのシングルは東芝EMIから発売された。ジャケットの裏にはこの二曲の歌詞とアニタの簡単な紹介が載っていて、特技はドラムスとなっている。

余談になるが、歌詞を読むと「唇をうばう前に」のサビの部分で「花びらは 美しく開いて行(ゆ)く」と印刷されている。これだと4拍分不足しているので、アニタは「あたたかされ」と歌っている(ように聞こえる)。意味が通じなくはないが、しっくりこない。いや、ニュアンスは分かるが正しい日本語ではない。もしも、「あたたかされ」と歌っているならば「温められ」が正しい日本語だ。おそらく、歌の練習を始めて、言葉がたりないと分かり、その場で日本語が堪能ではない誰かが急遽4拍分を付け足したのだろう。意味からすれば、「やさしくされ」とか「抱きしめられ」のような言葉が入るべきなのだ。
と、想像を逞しく膨らましてしまったら、いくさんから「あたたかさで」と歌っている、と指摘された。そうだったのか・・・。 さらに、「このいのち果てるまで」では、「だから私は 身を粉にして」と印刷されている。アニタは「みをこなにして」と歌っている。これは明らかに日本語読みの間違いだが、ここを「みをこにして」と歌うと一字足りなくなる。これらの日本語の間違いは、なかにし礼氏の落ち度なのだろうか。それにしても、レコーディングのときに誰も気がつかなかったのだろうか。はれの日本デビュー盤にしては少々お粗末だ。(この項続く)
- 2006/09/19(火) 00:00:01|
- 梅艶芳
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| コメント:2
>「あたたかされ」と歌っている
ここは「暖かさで」ですね。意味としても合っていると思います。
さすがに、急遽歌詞を付け足したのではないと思いますよ。
歌詞の印刷ミスだと思います。
アニタも日本語の発音は完璧ではないし、中国人にとっては、ダ行とラ行もわりと混同しやすい発音らしいのでなので、あまり綺麗に歌えなかったのではないでしょうか?
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- 2006/09/19(火) 19:59:59 |
- いく #-
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>ここは「暖かさで」ですね。意味としても合っていると思います。
いくさん、ありがとう。(花びらは 温かさで美しくひらいてゆく」と歌っているわけですね。これで、ひとつ謎が解けました。
でも、「身を粉にして」はまちがいですね。アニタの日本語は濁点のもの以外はきれいに発音していると思います。
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- 2006/09/19(火) 21:29:19 |
- FANFUNFUAN #-
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