ムゲン・スペース・メモランダム

一度ファンになると、一生付き合っていくのが私のファン流儀。言い換えれば、そういう人しかファンにならない。私の世界はムゲン・スペース。夢中になれるって、しあわせ。

梅艶芳故事(アニタ・ムイ・ストーリー) 20

 1000日。早いものだ。


「赤色・梅艶芳」

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 日本から香港へ戻ってから、アニタはTVBで放送していた番組の主題歌を中心にしたソロ・アルバム「赤色・梅艶芳」をリリースする。80年に引退した山口百恵主演のテレビ・ドラマ『赤い疑惑』と『赤い衝撃』が香港で放送されて好評だったが、その主題歌の広東語カバーを歌ったのがアニタだ。このアルバムから、有名ディザイナーの劉培基(エディ・ラウ)がアニタのイメージ・アドバイザーになる。彼はアニタの衣装ディザインをはじめ、アルバム・カバー、コンサート・コンセプトなどに関わるようになる。私生活ではアニタにファッション以外の人生の物事も教えたそうで、いわば、師であり、父親というか兄のような存在である。東京音楽祭で着ていた白いジャケットと皮の黒いパンツは彼がディザインしたし、アニタのニックネームともいえる「百變梅艶芳」は彼が命名したものだ。アニタはあるインタビューで、エディを「総司令官」の一人と呼んでいる。
 「赤色・梅艶芳」が出た頃はまだ髪が長かったが、夏になってからエディの助言で、というか、アニタを美容室に連れて行って座らせ、いきなり彼女の長い髪をハサミでばっさり切ってしまったのはエディだという。いくら有名なディザイナーでも、随分、思い切ったことをするものだ。アニタはエディには絶対服従だったのだろう。
 ショートカットにしたアニタは山口百恵によく似ている。アニタが憧れた山口百恵だから自然と似てしまったのかもしれない。とくに、旗包を着て歌っている映画主題歌の「似水流年」MVは良く似ている。
 おそらく、髪をばっさり切ったこの頃に、アニタは歯の治療をしている。私の勝手な想像で、ショート・カットとは関係ないかもしれない。イメージの変化ということで、2つのことを結び付けたにすぎない。ともかく、アニタは横顔が映ったときに下あごのほうが上あごよりもやや出ているときがあるので、正常なかみ合わせではなかったのだと思う。いわゆる「反っ歯」だったのか?いや、前歯2本が「出っ歯」だったという人もいる。歯に関する記事は一つしか見たことがないが、その記事はにわかには信じがたい。歯を16本抜いて、入れ歯にする治療を日本でした、とあるのだが、私がマイケル・ライに聞いたときは「いや、香港で治した」と言っている。彼は詳しく説明してくれなかったし「治療費は私が払った。アニタが返してくれたかどうかは記憶にない」とのことだった。審美歯科のことはあまり詳しくはないが、歌手や俳優にとって、声が変わってしまうので入れ歯にするのは致命的だ。差し歯にしたのだと思う。アニタの歯並びには全く関係がないのかもしれないが、私の知る限り、彼女が髪をショート・カットにしたあたりから笑顔の写真が雑誌に載るようになる。(続く)
  1. 2006/09/25(月) 10:35:08|
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 かつては、「スクリーン」や「ロードショー」などにハリウッド映画の記事を書いていたライター。あるときは[AT],あるときは[ブリジット・ファン]、あるときは[アニタ・ムイ・ファン]と、・・・つい、その場の思いつきでHNが増えてしまったが、これからはfanfunfuan。仁侠映画、林青霞、ジュリー・アンドリュース、山口百恵さんたちは私の「ファン殿堂入り」した人たち。現在は、亡き梅艶芳(アニタ・ムイ)さんに夢中。因みに、写真はアニタです。
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