アメリカでは十一月の第4木曜日は感謝祭という休日だった。
その由来は
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E8%AC%9D%E7%A5%AD
を読んでいただくとして、この日は家族や親しい人たちが集まって、ターキー、ポテト、コーン(トウモロコシ)、ヤム(薩摩いもよりも水っぽくてオレンジ色をしているいも)、かぼちゃなどを料理して食べるのが習慣だ。大体の会社は翌日の金曜日も休みにするので、4日間の連休になる。クリスマスと並んで重要な日なのだが、私に限って言えば、このような休日はあまり楽しいものではなかった。みんなが楽しそうにしているのに、自分だけがひとりぽっちというのはとてもみじめな気がして、ひがみっぽくなるから私は休日が嫌いだった。もっとも、私は、知り合いが誰もいないロサンゼルスに来て初めての感謝祭は、英語学校の先生の家に招かれたのだから非常に幸運だった。それ以後も、大体は誰かの家に招かれた。だけど、ここ2,3年はどこへも行かずに一人で過ごす。ターキーはあまり好きではないし、休日だろうと、何かの記念日だろうと、一日に変わりがなく、DVDでも見ていると過ぎてしまうから。
翌日の金曜日は「ブラック・フライデイ」と呼んで、クリスマス・セールが始まる。というか、この日は、朝の5時とか6時から開店して3時間の時間限定特別セールだとか(商品に限りがあるがラップトップ・コンピュータが250ドルとか破格の安さで売る)、一日のみの格安セールをする。だから、感謝祭のご馳走を食べるのもそこそこに、翌日のセールに備える人たちが多い。大型家電店や安売り店の前で夜を明かすのもまれではないのだ。
クリスマスのプレゼント合戦は、一年がかりの大行事だ。そのために銀行からお金を借りる人もいるのだからすさまじい。良い物をあげると、その見返りもよいから、ということらしい。それとなく、自分は○○がほしいのだ、とヒントを与えることを忘れないし、あの人には××がふさわしいだろうと考えるのが一仕事であり、最も重要なことだ。うっかり、つまらないものをあげたりすると、それが原因で人間関係が壊れることもある。クリスマスの翌日も格安セールをする習慣があって、この日はほとんどの商品が半額以下になるので、プレゼントを買うときに狙いをつけていた高価なものを買いに行くのだ。また、クリスマス・カードやツリーの飾りものはこの日に買う人が多い。
これからの一ヶ月は、郵便局が混むし、広いはずのショッピング・センターの駐車場も、空きスペースを探すのに一苦労する。今年もそういう時期になった。
- 2006/11/25(土) 08:42:08|
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